HOT ! 百寿盆（裏に「昭和二年　丁卯　天真刀」の銘刻）

百歳の祝いの記念に贈呈するために、或は百歳の祝いに集う縁者に返礼するために、特注されたと思われる「百寿盆」です。裏には、「昭和二年　丁卯　天真刀」の銘刻が。「丁卯」は、自然界にある「ともし火」を象徴する十干の「丁」、季節の「春のピーク」を表す十二支の「卯」の組み合わせから成る干支で、花が咲き誇る春、夜桜を照らす灯りの中で小さく揺れる炎のように、穏やかで控えめながら不思議な存在感があるという特徴、と解説。ネット上で、「車崎天真（くるまざきてんしん）」１８７８年（明治１１）～１９３２年（昭和７）が見つかり、年代、年齢的にも、「百寿盆」の「天真」は「車崎天真」であることに矛盾はなさそうです。【明治１１年群馬県邑楽郡三野谷村（おうらぐんみのやむら）生まれ。幼少から画を好み、画家になるため生家を弟に譲り、１４歳頃に古川竹雲に学び、さらに竹雲の紹介で竹雲の師匠にあたる田崎草雲に師事した。その後、諸国を遊歴し、帰郷後に小学校・中学校の図画、画専科教師を務めた。享年５４歳。当時余剰で残されたものかも分かりません。材質はヒノキでしょうか。大きさはおよそ、直径３６㌢、高さ３．５㌢、重さ４９５㌘です。未使用に近いもので、活用していただければ嬉しく思います。鋳鉄製の黒い鉄瓶 約20cm。中央と周囲には、篆書体ほか様々な書体の、合わせて二十の「寿」が彫刻されています。黄唐津ぐい呑　唐津焼　ぐい呑　焼き物　陶器　酒器　陶芸。木米　九谷焼　香炉　青木木米　香爐　九谷木米　江戸時代　明和　九谷　古九谷。「丁卯（ひのとう）」は昭和二年（１９２７年）の干支です。五徳　笹爪　炉用　茶道。輪島塗　汁椀　5客揃　金波蒔絵文様。「天真刀」は「天真」の銘（号）？を持つ画家の手により二十書体が彫られたものだと考えられます。四代　楽斎　高橋光夫　陶郷信楽　困人付　『鈍』にび　②。清水日呂志造 唐津　花入　一輪挿し　共箱。ちなみに、「車埼天真」の略歴は以下【】の通り。鍔　鐵地立身木瓜型　松竹梅図千鳥象嵌　鎧通し鍔　珍品　江戸期保証。【香合　金ぼかし芒蒔絵三日月】箕輪一星　共箱。本名治平。古い根付一対。『石峰作』『竹編』『掛篭花入』　共箱　花器　竹工芸。明治３３年、２２歳の時に足尾鉱毒停止請願行動の一員として単身銅山に入り、内部の見取り図や状況などを描写し、被害各地を巡回、実態を記録し、援助に尽力した社会派の画家でもあった。蘇山　袴腰香炉 香炉 青磁　純銀蓋　共箱あり　古美術　骨董品。古い道具箱　江戸時代　アンティーク。教え子に彫刻家の藤野天光、版画家の藤牧義夫らが。銀瓶。唐草紋彫透　三足　香炉　　清朝期。】出品の「百寿盆」は、汚れや傷みのある共箱に、厚手の和紙に包まれ、汚れや傷のほとんど見られない良好な状態で保管されていた一枚です。古伊万里染付覗き猪口骨董。真形釜　高橋敬典　人間国宝　浜松地紋。なお、裏に１〜２㍉程度の製作時に生じたと思われる木地が出た小穴が二ヶ所（写真８、１０）に見られます。【象彦】漆塗りの硯箱・文箱 金色の花模様。髙橋　絋【灰釉鉃絵　椿図茶盌】共箱付き。美しい木目が透けて見える塗りですが、何塗りかは分かりません。茶合と竹飾り。端溪硯　中国　文房四宝　広東省　木箱付　硯　書道。経年約１００年の希少な特注「百寿盆」ですが、汚れや傷のほとんど見られない美品と言っていいと思います。九谷焼の名工　日展特選作家　九谷庄三洞善平窯　武腰一憲 造　ほおずき図　酒器揃。徳田八十吉 一輪挿 徳田正彦。